2013年1月26日土曜日

真空

神経擦り切れている様な
音が聴こえそうな夜は
最低のやり方でどうにか
生きてこれた事にすがる

真空に
風が突き刺さっていく様に
真空に
赤い血が吹き出す様に
曲がる

懸垂二回以上出来ない
長距離走るの嫌い
先生あなたが言いたい事
本当は僕解ってたんです

(Crash T.V. with the bat of steel)

真空に
風が突き刺さっていく様に
真空に
赤い血が吹き出す様に

真空に 真空に


明日を落としても がいい終わり方をしたのに
ジャカジャカうるさい曲。
挑発的な歌詞も相まって切れ味バツグン。

神経擦り切れている様な
音が聴こえそうな夜は
最低のやり方でどうにか
生きてこれた事にすがる

SonicDisorderでパニック障害と関連があるみたいなことをいったが、この曲も関係ありそうだ。
不安障害などストレスがかかり精神的に負担がかかっている時に聴覚過敏になることはよくある。
その不快感を何かで気を紛らわすことは自然な行為だ。
「最低のやり方で~」は、経験論的な考えだろうか。
ここまで生きてきたんだから大丈夫だろうと。

懸垂二回以上出来ない
長距離走るの嫌い
先生あなたが言いたい事
本当は僕解ってたんです

サビを飛ばして…。
深みがない歌詞なんだけど、素直で好き。
「先生」がでてきた。
先生はSonicDisorderにもでてきたな。
あの時は「クスリをくれよ」から察するに医者だったけど、この「先生」は誰だろう?
懸垂できない長距離嫌いっていうのは学校の体育の授業っぽいなと思った。
だったら、学校の先生のことだろう。
「言いたい事」は伝えなかったことか、伝えようとしてうまく伝わらなかったことか 分からない。
ただ主人公くんは 先生の気持ちを察していたらしい。

(Crash T.V. with the bat of steel)

直訳すると 「金属バットでテレビを壊せ」
壊せ!壊せ!と連呼の後イエイイエイイエーイ!と絶叫。まさに狂気。
Syrup16gの中で「テレビ」という単語は何回か出てくる。すべて卑下した感じ。
特別メッセージ性のあるバンドではないので、反テレビ反メディアとかはない。
純粋につまらないからつまらないと言ってるだけ。
そう考えると、この曲の「テレビを壊せ」は別の意味があると思われる。

私が思うのに、これは純粋なる破壊衝動だ。
破壊衝動(はかいしょうどう)とは人間に様々な事柄が原因となって主に発作的に沸き起こる衝動であり、
そこから物事を破壊したり暴れるといった行為を起こすという欲求に駆り立てられるという状態になる。
(wikipedia参照)
ストレスに耐え切れず人や物にあたってしまったことは誰にでもあると思う。
とはいえ、バットでテレビを破壊したいと思うくらい暴れたいときなんて そうそう無い。
それほどの重圧を背負っていることがわかる。

真空に
風が突き刺さっていく様に
真空に
赤い血が吹き出す様に
曲がる

「真空」で辞書を引くと、3つの意味があった。
  • 一つは「空っぽ」「周りの影響を受けないような状態」のこと
  • もう一つは科学的な「圧力が低い状態で云々」ってやつ。これは理解も説明もできないや。
  • 最後は、仏教用語としての真空。
仏教の「くう」とは、 まー宗派とかで若干異なるんですが、何もない実態がない、そんな感じですかね。 この概念は仏教の思想の根本で もっと深い意味があるらしいんだけどこれも理解説明できないや。 この3つはそれほど意味が異なってない。普通に「空っぽ」と考えればいい。 破壊衝動をwikipediaでみていたら秋葉原通り魔事件が例としてあげられていました。 破壊衝動が抑えられなって、その限度があまりに超えすぎると ああいう事件になってしまう。 被害者は加害者と無関係の無差別殺傷事件でした。 この無差別、無関係っていうのが「真空状態」ではないかと思いました。 互いに作用しない関係だったのに、突然壊れる。 真空に風がはいっていったり、血が吹き出したりするのは 無差別殺傷と似たイメージを受けます。 平和な世の中が突然混沌にかわる。 この曲の主人公は加害者側でかなり危険です。平和をぶっ壊したいと言ってるわけですから。 まあ、テレビに向かってるのでひとまず安心ですけど…。 とまあ個人的な見解。 この曲もまた聞くときには 「深淵を覗きこむ時、深淵もまたこちらを覗いている」を忘れてはいけない。 Syrup16gは落ち込んでいる人に届きやすい曲が多い。 この曲もそのうちの一つであるが、この曲の場合 ストレートで過激でアップテンポの曲調なため、一部の人達には刺激的すぎてダメだと思う。 だけどいずれ共感できるようになった時のためのクスリ、ツールとして憶えておくといい。 ストレスが溜まって溜まってしょうがないとき、 この曲をきいて、もしくは歌って、 一緒に「Crash TV~」と叫べたら 少しは肩の荷が下りるんじゃないかな。

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